Belle のなかまたち (1)

こんにちは、松崎です。梅雨まっさかりとなりましたが、みなさまお元気でしょうか?

今回は、Belle を構成するメンバーたち、つまりお取り扱いのブランドさんについて、わたくしの主観も交えながら少し詳しく説明してみたいと思います。なかには初めて目にするブランドもあるかと思いますので、なんとなくでも、こういうブランドなんです、というのが分かると面白さが増すことがあると思います。

もちろん、ブランドどうこうはあまり意識しません、モノだけを見て判断します、というスタンスは大歓迎で、我々も基本的な立ち方はそうです。実際には、製品を見て、気に入って、別のものを見たら、あっ、これさっきと同じブランドだ、わたしこのブランド好きかも。ちょっともっと知りたいかも、という流れが自然なのかなと思います。そうやって気になるお品が出てきた時に、そのブランドをより深く知っていただく一助になれば幸いです。
また、モノが溢れる現代ですから、先にちょっとした知識を入れて、自分の中でフィルターにかけておいたり、価値観の部分で共感できるブランドを探してみたりといったことも悪くないように思います。

できるだけ突っ込んだ説明をしたいと思いますので、何回かに分けてお送りすることになると思います。

 

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Honnete オネット

元々はフランスのトゥールーズでテキスタイルメーカーとして創業し、その後自社に縫製工場を備え、ヨーロッパの様々なブランドから生産を請け負うようになりました。するとまもなく、生地や縫製のレベルの高さが評価されたことから、プライベートレーベルも発足し、ファクトリーブランドとして小さな展開をはじめたのがブランドとしての起源となります。

実は当初はメンズ主体のブランドで、Fuzz でもずっと展開してきた歴史があり、我々的にはなじみ深く、ブランドの変遷をずっと追ってきています。メンズ製品のイメージでは、気の利いた生地を使ってシンプルなデザインで、そして、どこかやわらかな印象が常にあったという印象です。

メンズ主体から、だんだんとユニセックスブランドに、そしてさらにレディース主体に変遷していき、数年前にメンズの品番が完全に中止になり、完全なレディースのブランドになりました。この時点で、既に輸入商社さんが上手に間に入り、サイジングを調整したり、デザインを入れたりということをしてブランド運営がされています。

僕が Honnete を素晴らしいと思うポイントは、日本のトレンド感覚を持ち合わせながら、フランスに軸足を置いているというところです。これはコントロールしている商社さんのチームが素晴らしいという他ないのですが、フランスの薫りを殺さずに、日本で調子よく着られるバランスに着地させるということをしていて、同じように見えるアイテムがあるとしても、ニュアンスとしての違いを感じさせてくれるのです。

例えば、ゆるっとしたシャツだったり、シャツワンピースにしても、大元になっているのがメンズのワークウェアだったり、単調なデザインの洋服ながら、使われている生地がヨーロッパのメーカーのものだったりします。ですから、仮にどこぞのブランドが何か Honnete のアイテムに目をつけ、PAKURI としようとしても、その服が持つニュアンスまでを真似るのは到底無理な話となるわけです。

『トレンドに沿っているから、着たらそれだけで絵になります』 というタイプの服ではありませんので、万人が支持することはないと思いますが、この Honnete 独自のニュアンスを感じ取ってしまった人には 『どうしても着てみたい』 と思わせてしまう魅力を隠し持っているのだと思っています。

 

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Charpentier de Vaisseau シャルパンティエ・ドゥ・ヴェッソ

『船大工』 という意味のフランス語。長いので、略して 『シャルパンティエ』 と呼んだりします。こちらもメンズで長年の付き合いとなっていて、Belle でも重要ブランドとしておすすめしていきたいブランドです。

シャルパンティエの特性は、ワークウェアやユニフォームにスポットを当てている点だと思います。ファッションとしてデザインされた洋服を、ファッションとしてつくります、というスタンスではなく、どこかのお店の販売員のユニフォームだったり、何かの作業着だったり、本来着飾ることを目的としてしていない服からインスピレーションを得て、デイリーカジュアルというフィールドで自然に着られる洋服をつくりましょう、というのがブランドのルーツになっています。さらに言うと、そのユニフォームだったり、作業着だったりというのは、フランスやイギリスといったヨーロッパ圏の伝統的なものがほとんどで、この 『実はヨーロピアンなトラディショナルのベース』 というのが、シャルパンティエ服の独特なテイストを生み出す核になっているのです。

よく 『フランスのブランドですか?』 と訊かれますが、日本のブランドです。港町神戸を拠とする、インポートもやる、お店もやる、というメーカーさんの手によるもの。ヨーロッパのファクトリーブランドやファッションブランドの輸入をしているので、やはりあちらのニュアンスを理解し、好んでいるメーカーさんです。

シャルパンティエは、はっきり言って世のトレンドには鈍感です(笑)。しかしその分、ブランドのアイデンティティは強く、何年も見てきていますが、ずっとブレずに 『シャルパンティエらしさ』 というものを感じさせてくれるモノづくりを続け、独自のポジションを築いているという印象です。
僕の個人的な印象では、ブランド名がフランス語であることが示すように、なんとなくのフランス的なものを随所に感じさせ、トラッドとポップを独自の配合でブレンドさせてオリジナリティを創り出しているように見えます。『かわいらしい』 のニュアンスも、どこか少し一般のモノとは違っていて、いい意味でのちょっとした違和感が感じられるように思えます。
『かわいい』 に 『かっこいい』 を入れたり、その逆をしたり、急に 『フレンチ』 を入れたりと、日本のカジュアルシーンのセオリーとは違ったところを随所に持っているブランドなので、フィーリングが合う合わないがはっきりするとは思いますが、もし合うのであれば、是非体感していただきたいブランドさんです。

 

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やはりしっかり説明すると長くなりますね。今回はここまでにしましょう。
次回に続く、といいのですが、、。

今週末、27日(土)、28日(日)は、Belle in FENEST です。ご来店をお待ちしています!
※詳細は こちら

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